“魅力ある史跡・文化が管理者、伝承者の高齢化で忘れられ、風化してしまう”
そんな問題に直面しているのが福岡県直方市にある筑前植木(以下、植木と記す)という地区です。
しかしそんな中でも、伝統ある史跡・文化を残そうと頑張っている方たちがいることを、植木での活動を通して知りました。
「若い世代に植木の歴史・文化を伝承している魅力的な人がいることを知ってもらいたい。」「植木の史跡を未来に遺すために頑張っている人がいる。」
そういった思いから、私たちは冊子【筑前うえきの「う」】発行プロジェクトを立ち上げました。
歴史や文化は守られなければ簡単になくなってしまいます。自分たちが今当たり前に感じている歴史や文化は誰かが守り伝えてくれているのだということを、この冊子を通じて知ってほしいです。
ご支援よろしくお願いします。
〇自己紹介
〜北九州市立大学 地域創生学群 廣川ゼミ 直方班〜
私たちは、北九州市立大学地域創生学群廣川ゼミ直方班です。
直方市植木地区を中心として2年生から4年生、計12人で活動しています。
私たちは先輩の代から計7年間植木地区で活動しています。
最初は、地域の方がフットパスをやりたいという思いから有志で集まり、そこから大学がフットパスの技法を伝えるため、共同で活動を行ってきました。
活動を始めて7年間で多くの実績を上げることができました。そして、自治会の中の一つの組織として認められ植木校区自治区公民館連合会地域活性部会を2023年度に立ち上げました。現在では、本活動を地域主導で進められるようになってきています。
私たち学生はその方達と一緒に植木地区で活動しています。
〇私たちの活動について
私たちは月に一回植木地区に足を運び、フットパスコースを作るための会議や試し歩きを行っています。
「フットパス」とは、地域を活性化させるために私たちが活用している手法です。ありのままの地域の風景を楽しみながら歩き、改めて自分の地域の良さを知ってもらうことを目的としています。

他にもフットパス活動だけではなく、地域の方との交流を深めるために、地域の方が行っているサロン活動にも積極的に参加しています。

〇植木地区とは
植木地区とは福岡県直方市にある、自然豊かで歴史的な史跡が多く残る地域です。
また、街並みだけではなく文化財などが綺麗に保たれていることからも、住民の地域に対する愛情が伝わってくる、そんなあたたかい地域です。

〇植木地区が抱える課題
【管理者・伝承者不足】
現在、植木で歴史や文化を継承している方々の高齢化が深刻であり、管理者・伝承者不足に陥る可能性があります。
実際にお話を聞いた方々からも、「もっと若い世代に興味関心を持ってもらいたい」というお話を聞きました。植木地区の伝統的な文化財を守るためにも、まずは地域の若い世代に文化財を知ってもらい興味を持ってもらうことが必要です。
〇【筑前うえきの「う」】の発刊この雑誌を通して伝えたいこと
史跡・文化を継承するのはとても大変なことです。それでも受け継いできてくださった方がいるからこそ、私たちはそれらを享受できています。しかし、享受しているだけではいつかは管理してくださる方もいなくなり、未来に残せなくなります。
少しでも現状や背景を知ってもらい「自分も文化・史跡を守らないといけない、他人事では無い」という意識が生まれるきっかけとなるよう雑誌【筑前うえきの「う」】を発刊することとしました。

継承者問題は植木地区だけではなく日本全国にあると思います。植木地区にゆかりはなくても、自分の故郷や住んでいる場所の史跡や文化、そしてそれを守っている人に思いを馳せてくださると嬉しいです。
〇【筑前うえきの「う」】に込めた想い
私たちは、大人から子供まで年齢問わず植木を知る第一歩としてこの冊子を活用してほしいという想いを込め、基本のきという言葉からインスピレーションを受け【筑前うえきの「う」】という冊子名に決めました。
歴史的な神社・仏閣、文化財を継承している方に、縁あってお話を伺うことができ、歴史的なお話だけではなく「継承している人の思い」に着目して取材を行いました。

植木地区にある神社・仏閣の一つの「真如寺」。
また、念仏踊りと地方歌舞伎が融合し1000年もの間受け継がれてきた福岡県指定無形民俗文化財の「三申踊り」。
江戸時代に植木が赤間街道の宿場だったことに起因し、明治に地域の人によって再現された直方市指定無形民俗文化財の「大名行列」。



県や市の大切な神社・仏閣や文化財の多くが、地域の方の管理によって現代まで受け継がれてきました。
また、フットパスで学生と一緒に活動している方々にも植木に対する熱い想いについて取材し、掲載する予定です。
〇今後の冊子の活用方法
「植木地区の抱える課題」でも書きましたが、植木地区では高齢化による管理者・伝承者不足が深刻です。
そのため、植木小学校と連携を図り、私たちがつくった雑誌をもとに歴史ある史跡をまわることで、小学生から植木地区に興味を持ち、大人になった時に担い手になる。そんな循環を作りあげ、管理者不足の解消や伝承者の育成を図りたいと考えています。
2024年11月9日に植木で行った干し柿フットパスのイベントでは、小学生が13人と先生が2人参加してくださいました。小学生がイベントだけではなく、日常生活で歴史について知る方法があってほしい。また、一つの雑誌を架け橋に、高齢者と小学校との交流を図り継続的な関係づくりに取り組んでいきたいと考えています。



〇資金の使い道
ご支援いただいた資金は、全額冊子製作費に充てさせていただきます。
印刷代 約5万円(2,000部)
取材費等 約5万円 合計約10万円
目標金額以上のご支援をいただいた場合は発行部数を増やし、多くの方に冊子を届けたいと思います。また、植木でのフットパスイベントの経費にも活用させていただき、より良いイベントの運営も行なっていきます。
〇リターン
いずれのリターンも寄附控除の対象となりません。

お礼のメールをお送りさせていただきます。
+ お礼メール + 植木イベントの無料招待
3,000円

冊子【筑前うえきの「う」】1冊を送付します。
また、植木で行うイベントへご招待させていただきます。
※開催時期については別途ご案内します。
+ お礼メール + 植木イベントの無料招待
+ フットパスコースMAP
5,000円

冊子【筑前うえきの「う」】1冊を送付します。
また、植木で行うイベントへご招待させていただきます。
※開催時期については別途ご案内します。
さらに、植木地区フットパスコースMAPを合わせてお送りいたします。
+ 冊子1冊 + お礼メール
10,000円

企業様向けのリターンです。
冊子【筑前うえきの「う」】内に企業様広告を掲載します。
※掲載内容については、プロジェクト終了後、個別にお打ち合わせさせていただきます。
〇最後に
冊子づくりを行うにあたって、ただ史跡を知ってもらうだけではなく、どういった人がどんな思いでその史跡を守ってきたのかという深いところまで、若い世代に知ってもらいたいという思いがあります。
私たち廣川ゼミ生も植木地区の住民のみなさんと関わる中、住民の方一人一人の地域を良くしたいという熱い想いを肌で感じました。
私たちは、ゼミ活動の中の3年間という短い期間でしか関わっていくことはできません。しかし、植木に住む方々はその場所で長く暮らしていきます。だからこそ、現状を知り、これからの植木のために自分達は何ができるかを考えてほしいと思っています。
植木だけではなく、全国にはこのように高齢化によって地域の良さが失われていってしまう地域が多くあります。私たちは、植木地区をその中の一つの地域にしたくありません。
植木にゆかりがない方も、自分の地域を見つめ直すきっかけとしてこの雑誌を手に取っていただきたいです。
ぜひ、これからの直方市植木地区の未来のために、このプロジェクトを通して、皆様にも「植木の関係人口の一人」になって欲しいと思います。
ご支援のほど、よろしくお願いします。
〇プロジェクトに関するお問い合わせ
北九州市立大学地域創生学群廣川ゼミ直方班
田中さくら
メール:d2611067@rd.kitakyu-u.ac.jp
FAQ
- プロジェクトに関する質問はどうすればいいですか?
- プロジェクト内容に関するご質問やご意見は、プロジェクトオーナーへ直接お問い合わせください。
- 間違って支援した場合はどうなりますか?
- 選択したリターンの変更・キャンセル・返金は一切受け付けておりません。リターンの変更・キャンセル・返金については、各プロジェクトオーナーへ直接お問い合わせください。